恵我之荘
400万円
- 土地面積 90㎡
- 建築 1966年
- 取引時期 2026年1〜3月
延床90㎡・道路幅3.6m・1㎡あたり4.4万円
南河内|羽曳野市の借地・底地

借地の上の家(借地権)を売りたい借地人の方、底地を整理したい地主の方へ。羽曳野市の借地の統計、土地の価格、取引の実例をもとに、売り方と価格の目安をまとめました。
最終更新日:/監修:シュース健人(宅地建物取引士)
土地の面積を入れると、羽曳野市の目安がすぐ出ます
羽曳野市の土地の目安(86,900円/㎡)で計算します。借地権割合は60〜70%と仮定した目安で、売買価格を保証するものではありません。

羽曳野市で借地の価格を考えるときの出発点として、土地の価格に一般的な割合を掛けて試算しました。公示地価(住宅地)21地点の中央値(2026年)は86,900円/㎡(坪単価28.7万円)です。面積は、羽曳野市で取引された築古の戸建の土地面積の中央値75㎡を使いました。
名義書換料や底地の価格は、まず土地の価格から目安をつかめます。同じ羽曳野市でも、大黒の借地権と郡戸の借地権では土地の価格が違うため、目安も変わります。
| 項目 | 目安 | 計算の前提 |
|---|---|---|
| 更地価格(土地のみ・所有権) | 652万円 | 86,900円/㎡×75㎡ |
| 借地権の評価上の目安 | 391万円〜456万円 | 更地価格×借地権割合60〜70%。相続税評価の考え方で、売買価格ではない |
| 借地権を第三者に売る場合 | 上記を下回るのが一般的 | 承諾料・住宅ローンの使いにくさなどの影響 |
| 名義書換料(譲渡承諾料) | 39万円〜46万円 | 借地権価格の10%前後 |
| 建替承諾料 | 20万円〜33万円 | 更地価格の3〜5% |
| 底地(買取業者が買う場合) | 65万円〜130万円 | 更地価格の10〜20%程度 |
| 底地(借地人が買う場合) | 196万円〜391万円 | 更地価格の30〜60%程度。話し合い次第 |
| 更新料(特約・合意がある場合のみ) | 20万円〜33万円 | 更地価格の3〜5%など。法律上の義務はない |
路線価図の借地権割合は相続税を計算するための割合で、市場で売れる価格を示すものではありません。実際の価格は、地代・残りの期間・建物の状態・地主の意向で変わります。数字はすべて目安としてご覧ください。
出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」(不動産取引価格情報・地価公示)。試算は当社計算。
羽曳野市には住宅地の公示地価の地点が21か所あります。最も高いのは白鳥2丁目319番3(167,000円/㎡)、最も低いのは駒ヶ谷364番(35,800円/㎡)で、同じ羽曳野市の中でも4.7倍の開きがあります。2016年と比べて上がった地点は19か所中1か所でした。借地権や底地の価格は、こうした場所ごとの土地の価格に比例して変わります。
| 地点(所在) | 最寄り駅 | 2026年 | 10年の変化 | 借地権(60〜70%) | 底地・業者(10〜20%) |
|---|---|---|---|---|---|
| 白鳥2丁目319番3 | 古市 400m | 167,000円/㎡ | +2% | 100,200円/㎡〜116,900円/㎡ | 16,700円/㎡〜33,400円/㎡ |
| 南恵我之荘6丁目538番73 | 恵我ノ荘 650m | 109,000円/㎡ | -7% | 65,400円/㎡〜76,300円/㎡ | 10,900円/㎡〜21,800円/㎡ |
| 恵我之荘2丁目86番23 | 恵我ノ荘 500m | 101,000円/㎡ | -6% | 60,600円/㎡〜70,700円/㎡ | 10,100円/㎡〜20,200円/㎡ |
| 古市6丁目900番25 | 古市 1,100m | 101,000円/㎡ | -6% | 60,600円/㎡〜70,700円/㎡ | 10,100円/㎡〜20,200円/㎡ |
| 誉田2丁目1067番5 | 古市 600m | 100,000円/㎡ | -7% | 60,000円/㎡〜70,000円/㎡ | 10,000円/㎡〜20,000円/㎡ |
| 古市3丁目252番4 | 古市 600m | 96,600円/㎡ | -6% | 58,000円/㎡〜67,600円/㎡ | 9,700円/㎡〜19,300円/㎡ |
| 島泉1丁目462番5 | 高鷲 450m | 96,100円/㎡ | -6% | 57,700円/㎡〜67,300円/㎡ | 9,600円/㎡〜19,200円/㎡ |
| 高鷲6丁目349番14 | 高鷲 800m | 92,000円/㎡ | -7% | 55,200円/㎡〜64,400円/㎡ | 9,200円/㎡〜18,400円/㎡ |
出典:国土交通省「地価公示」(不動産情報ライブラリ経由)。借地権・底地の欄は当社による1㎡あたりの試算で、売買価格を保証するものではありません。

国土交通省の不動産情報ライブラリで、羽曳野市で2016年以降に取引された1980年以前築の木造戸建(土地250㎡以下)を集計すると439件あり、土地1㎡あたりの価格の中央値は55,600円/㎡でした。中ほどの半数は35,400円/㎡〜80,000円/㎡の範囲に収まります。土地80㎡以下の小さな物件に絞ると250件、中央値は52,900円/㎡です。
同じ期間の更地(住宅地)の中央値87,000円/㎡と比べると、古家付きの取引は更地の約63%の単価です。解体費や建物の傷みが差し引かれていると考えられます。これらは土地も建物も所有権の取引です。借地権付きの家はここから地主の承諾料や住宅ローンの使いにくさの分が差し引かれるため、同じ広さ・築年でも、この単価より低くなるのが一般的です。逆に、同時売却で底地とまとめて売れば、この水準に近づけることができます。
建築年で分けると、1970年以前の建物が165件で中央値52,200円/㎡、1971〜1980年が274件で中央値58,000円/㎡でした。
前面道路の幅で比べると、4m未満の道路に面した物件は中央値52,900円/㎡(59件)、4m以上は56,700円/㎡(375件)。道路が狭いと建替えに制約が出やすく、借地の場合は建替承諾の話とも重なります。
羽曳野市の中でも、取引が多いのは野々上・島泉・高鷲です。町によって単価に差があり、借地権の価格もこれに沿って変わります。
| 町名 | 件数 | 土地1㎡あたりの中央値 |
|---|---|---|
| 野々上 | 54件 | 53,100円/㎡ |
| 島泉 | 54件 | 53,200円/㎡ |
| 高鷲 | 47件 | 54,500円/㎡ |
| はびきの | 41件 | 36,000円/㎡ |
| 古市 | 29件 | 52,000円/㎡ |
| 南恵我之荘 | 29件 | 56,000円/㎡ |
出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」不動産取引価格情報(取引当事者へのアンケートにもとづく。価格は丸めて公表)。取引時期2016年1月〜2026年3月、調停・競売等や関係者間の取引を除く。集計は当社で、当社の取扱い実績ではありません。
羽曳野市の借地・底地の価格を、売り方ごとに無料で試算します。地主様との話がまだでも構いません。

父が亡くなり、羽曳野市高鷲にある1958年頃建築の木造の家(土地約75㎡・借地)を府外に住む50代の長男が相続しました。地主から名義変更料として数十万円を求められ、払うべきか、売れるのかを知りたい、というご相談です。
この場合、まず契約書や地代の記録から、旧法の契約かどうかと特約の有無を確認します。次に、高鷲の1980年以前築の木造戸建の取引の中央値(土地1㎡あたり54,500円/㎡、47件)や近くの公示地価から、所有権として売れた場合の価格を出し、借地権として売る場合・地主に売る場合・同時売却の場合を比べます。
実在のお客様の事例ではなく、よくあるご相談を羽曳野市のデータに当てはめて組み立てた例です。
2003年の住宅・土地統計調査では、羽曳野市に持ち家が29,800世帯あり、そのうち460世帯(1.5%)が借りた土地の上に建っていました。内訳は、旧来の普通借地を含む「一般の借地」が440世帯、「定期借地権」が20世帯です。
市区町村別の借地の数は、当社が確認できた範囲では2003年の調査が最後の公表です。20年以上前の数字のため、現在の状況とは異なります。データのある府内60市区町村の中で、羽曳野市は55位、南河内(データのある7市町村)の中では7位にあたります。府内60市区町村を合わせた割合(6.0%)より低く、借地は少数派です。
借地が少数派の地域では、近所の不動産会社でも借地の売買に慣れていないことがあります。地主が寺社や旧家、企業であることも多く、窓口の確認から始めることになります。
出典:総務省統計局「平成15年住宅・土地統計調査」(持ち家の敷地の所有関係、市区町村別)。割合は当社計算。

羽曳野市の面積のうち、用途地域の指定なしが48.1%、第1種住居地域が16.0%、第1種中高層住居専用地域が15.1%、第1種低層住居専用地域が12.7%。系統でまとめると、住居系が48.1%、商業系が0.9%、工業系が3.0%です。
容積率は200%が38.2%、100%が7.1%、150%が5.8%。中程度の容積の住宅地が中心で、建替えでは2〜3階建ての戸建が主な選択肢になります。借地の建替えには、契約の特約によって地主の承諾(建替承諾料は更地価格の3〜5%が目安)が必要になることがあります。
また、防火地域が0.0%、準防火地域が0.9%あり、建て替えるときは燃えにくい構造が求められます。木造の古い家を建て替える場合、建築費が上がる要因になります。旧法の借地で木造(非堅固)から鉄骨造などの堅固建物に変えるには、条件変更の承諾(更地価格の10%前後が目安)が問題になることもあります。
出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」(都市計画決定GISデータ)。エリア内に均等に配置した地点で集計した面積比(当社計算)。
地主様からのご相談(底地の売却・同時売却)も承ります。借地人様と話す前の段階でも構いません。
OpenStreetMapに登録されている羽曳野市の寺院は17か所、神社は8か所、あわせて25か所です。1平方キロメートルあたり0.9か所です。寺社は古くから土地を持ち、その一部を住宅用の借地として貸してきた例が多く、地主が寺社という借地も珍しくありません。
寺社が地主の場合、名義書換や建替えの承諾は住職・宮司だけでは決められず、責任役員会の決議が必要なことがあります。また寺社が底地を売るときは、宗教法人法23条により少なくとも1か月前の公告などの手続きが要るため、同時売却や底地の買取には時間がかかります。詳しくは寺社が地主の借地をご覧ください。
出典:OpenStreetMap(© OpenStreetMap contributors)。登録状況により実数と異なることがあります。

駅に近い・災害リスクが低いといった条件は、借地でも買主が気にするポイントです。
羽曳野市の主な駅は古市・恵我ノ荘・高鷲・上ノ太子です。乗降客数が最も多いのは古市(1日17,992人)。駅に近い借地は、借地権付きでも買主が見つかりやすく、同時売却で所有権にした場合の価格も上がりやすくなります。
| 駅 | 路線 | 乗降客数 |
|---|---|---|
| 古市 | 長野線・南大阪線 | 17,992人/日 |
| 恵我ノ荘 | 南大阪線 | 9,071人/日 |
| 高鷲 | 南大阪線 | 5,881人/日 |
| 上ノ太子 | 南大阪線 | 3,678人/日 |
| 駒ヶ谷 | 南大阪線 | 1,315人/日 |
洪水の想定では、羽曳野市の面積の22.3%が0.5m以上の浸水が想定される区域、72.3%が想定区域外です。土砂災害の警戒区域等にかかる部分もあります。液状化のしやすさは「液状化しにくい」が74.5%を占めます。標高の中央値は39.7mです。ハザードの情報は、売買の際に重要事項として説明されます(水害リスクの説明は宅建業者の義務)。借地でも所有権でも同じで、価格の差としてはわずかですが、買主の関心は高い項目です。
出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」(駅別乗降客数・洪水浸水想定区域・津波浸水想定・土砂災害警戒区域・液状化)、国土地理院(標高)。面積比は当社計算。

2023年の住宅・土地統計調査によると、羽曳野市の住宅に住む世帯は44,400世帯で、そのうち1980年以前に建った住宅が22.3%(府内33位/67)、一戸建が73.3%、共同住宅が22.1%です。住宅全体で見ると古い住宅の割合は府内で高い方ではありませんが、借地の家は旧法時代に建った木造の一戸建が中心で、新しいマンションの多い地域の中に古い借地が点在する形になりがちです。
住宅全体の空き家率は14.5%(府内28位)です。幅4m未満の道路にしか接していない、または道路に接していない住宅は8.3%(府内15位)。道路が狭い敷地は建替えのときに後退(セットバック)が必要になり、敷地が小さい借地ではそのぶん使える面積が減ります。
出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」。順位は府内67市区町村中の当社集計(割合の高い順)。
2023年の住宅・土地統計調査では、大阪府の持ち家2,290,100世帯のうち、敷地が借地の世帯は65,000世帯(2.8%)です。このうち一般の借地権が54,500世帯、定期借地権などが10,500世帯でした。市区町村別の数字は当社が確認できた範囲では2003年が最後のため、羽曳野市の今の割合は分かりませんが、大阪府全体の傾向から、当時の460世帯の多くが今も借地のまま続いていると考えられます。
借地の権利を取得した時期を見ると、1990年以前が48.8%、1970年以前に限っても30.0%(時期不詳を除く)を占めます。旧借地法は1992年7月までの契約に適用され、更新しても新法には切り替わりません。取得時期には相続などで引き継いだ時期も含まれるため、契約自体はさらに古いものも多く、旧法の契約が相当数あると考えられます。
借地の権利を取得した相手方は、個人が60.1%、会社などの法人が25.7%でした。
出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」(住宅の種類・敷地の所有の関係・取得時期・相手方別 持ち家の主世帯数)。割合は当社計算。
ここに並ぶのは借地ではなく、土地も建物も所有権の取引です。借地権の価格を考えるときの「土台の相場」としてご覧ください。国の取引データでは、借地権付きの家だけを取り出すことができません。そこで、借地の家に多い「古い木造の家」と「小さな敷地」の条件で、羽曳野市の中から新しい順に6件選びました。選んだ条件は、1970年以前に建った木造の家・土地100㎡以下です。
借地権の価格は、この所有権の相場に借地権割合(路線価図のC=70%%やD=60%%など)を掛けて考えるのが出発点です。第三者に売る場合は、そこから名義書換料(借地権価格の10%%前後)や住宅ローンの使いにくさの分が差し引かれ、さらに低くなるのが一般的です。
恵我之荘
400万円
延床90㎡・道路幅3.6m・1㎡あたり4.4万円
はびきの
360万円
延床50㎡・道路幅5m・1㎡あたり4.5万円
高鷲
65万円
延床45㎡・道路幅2.4m・1㎡あたり1.1万円
向野
300万円
延床55㎡・道路幅6m・1㎡あたり4.6万円
恵我之荘
100万円
延床85㎡・道路幅3.3m・1㎡あたり2.5万円
南恵我之荘
47万円
延床55㎡・道路幅4.2m・1㎡あたり0.8万円
出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」の取引価格情報をもとに当社が整理。当社の取扱い実績ではありません。個人が特定されないよう所在は町名までにしています。

羽曳野市では、借地権の価格そのものが大きくなりにくいため、手続きの手間や期間を抑えることが手取りに直結します。地主への売却や、建物ごとの買取が有力です。
売り方ごとの価格を並べて比べることが、損をしないための第一歩です。
| 方法 | 羽曳野市での向き | 理由(データからの見立て) |
|---|---|---|
| 地主に売る | ◎ 有力 | 承諾料がかからず手続きが軽い。土地の価格が抑えめな羽曳野市では手間の少なさが手取りに効く |
| 承諾を得て第三者に売る | △ 条件次第 | 名義書換料の目安は39万円〜46万円(土地75㎡の場合) |
| 底地と同時に売る | ○ 候補 | 所有権としてまとめれば土地75㎡で約652万円。借地のまま売るより差が大きい |
| 等価交換で分ける | △ 条件次第 | 土地75㎡を分けると狭くなりやすく、接道の条件も厳しい |
| 底地を買ってから売る | ○ 候補 | 底地の購入資金は、借地人が買う場合の目安で196万円〜391万円 |
◎○△は土地の価格・敷地の広さ・借地の多さから当社が見立てた一般的な目安です。実際は地主様・借地人様のご意向と契約の内容で決まります。
それぞれの方法の詳しい比較は借地権を売る5つの方法で解説しています。地主が承諾しない場合は地主が承諾してくれないとき、承諾料の目安は名義書換料・承諾料の目安をご覧ください。
羽曳野市の全36町で、借地権の売却・底地の買取のご相談をお受けしています。古市の借地権も、郡戸の底地も、町名だけお知らせいただければ価格の目安をお伝えします。
町名の出典:日本郵便「郵便番号データ」(羽曳野市の町域)
大阪借地・底地売却専門は、大阪府知事免許の不動産会社「株式会社GEEZ」が運営しています。顔の見えない一括査定サイトではありません。


シュース健人宅地建物取引士
大阪府 第118737号。ご相談には宅地建物取引士が責任をもって対応します。



ご相談・査定は無料です。売るかどうか決まっていない段階でも構いません。
お電話の方が早い方はこちら
06-7777-4333受付 10:00〜19:00(水・日定休)
シュース健人宅地建物取引士
宅地建物取引士 大阪府 第118737号/株式会社GEEZ 所属
株式会社GEEZ所属。大阪・関西の相続、空き家、再建築不可、借地、工場・倉庫、長屋・文化住宅といった売却の難しい不動産の相談を担当しています。
羽曳野市について、本ページの数値は、国土交通省「不動産情報ライブラリ」、総務省「住宅・土地統計調査」、経済産業省「工業統計調査」、国土地理院、OpenStreetMap の公開データを当社が集計したものです。価格は物件ごとの事情で変わります。実際の金額は現地確認のうえでご提示します。